アラサー、アラフォーともなると、周りからちらほらと「この前、父親の還暦祝いで旅行いったよ～」とか「母親の還暦祝いのプレゼントどうしよう」などと「還暦祝い」の話題を聞くタイミングが増えてくるのではないでしょうか？
でも実際還暦祝いって何すればいいの？そもそも還暦祝いって何？という方へ、知ってると賢くなった気になれる豆知識と、お祝いのアイデアをまとめました！

■還暦祝いって何を祝うの？

還暦祝いとは、生まれてから数え年で61歳（つまり60歳）を祝う長寿祝いの1つです。昔は平均寿命が短かったので、60歳まで生きるということは稀でした。
慣習としては地域差がありますが、赤いちゃんちゃんこ（ベストのようなもの）を着たり、赤い頭巾をかぶったりと「赤」いカラーを取り入れることが多いです。

■そもそも【還暦】って何なの？

還暦とは「暦（こよみ）が還る（かえる）」と書きますが、文字通り暦が一周したという節目のことです。
皆さんはきっと十二支（子丑寅・・・のアレですｗ）は聞いたことがあると思います。
還暦で言うところの暦とはお馴染みの十二支と十干（じっかん）という組み合わせの合計60種類を全部巡り終えましたよ！ということ。

十干（じっかん）：甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
十二支（じゅうにし）：子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

上記の組み合わせで甲子（きのえね）や癸未（みずのとひつじ）や戊戌（つちのえいぬ）などなど60種類の組み合わせが1年ごとに割り振られていて、こちらが本当の干支なのです。

■還暦祝い＝赤の理由とは？

実は赤という色には古来より「生まれる」という意味があります。
赤ちゃん、血液、躍動、エネルギッシュ、そんなイメージが潜在的にありませんか？
暦が一周し、再び生まれ変わり新しい人生を歩むことを祝うために赤いちゃんちゃんこなどを身につけ、新たな一歩をお祝いする意味を込めて赤が選ばれています。

■還暦祝いのお祝いの仕方3つ

だいたい大きく分けてこの3つが選ばれています。

1.旅行に行く
ある程度の年齢になると自分自身も家族を持ったりしてなかなか実現できなかった家族旅行をこの機会に、と計画する方は多いです。
前々から行きたいと言っていた場所をチョイスしたり何気なく聞いてみるのも良いのでは？あまりにも遠すぎると身体の負担も大きいので国内旅行を選ぶ方も良く聞きますね。
神社仏閣や自然ののどかな場所、温泉旅行など落ち着いた場所などはいかがでしょうか。

2.お食事会を開く
旅行の日程を合わせるとなると大変だという方におすすめなのは、ディナーやちょっとリッチなお食事会の開催です。60歳の節目に久々に家族の思い出を語り合うのもいいですね。

3.プレゼントを渡す
旅行やお食事会と一緒にせっかくの記念に形に残るプレゼントをする方もいらっしゃいます。本人が前々から欲しがっていたものをリサーチしたり、使用頻度の高いお財布やお出かけバッグ、筆まめな方には万年筆や手帳カバーなどもおすすめです。
最近の60歳はまだまだ元気な方も多いので、年を重ねたイメージの強い赤いちゃんちゃんこを着せられるのに抵抗がある方もいらっしゃいます。さりげなくお祝いできるプレゼントは、お互いのわだかまりなく気軽にお祝いできるのが嬉しいところ。

印伝のお財布や革小物なら柄のひとつひとつに長寿や幸せの意味が込められているので、大切な方への還暦祝いにもぴったりです。

ぜひ日本古来から続く伝統的な還暦のお祝いを大切な方にしてみませんか？